タカシラシク。

凡な大学生の日常。よろしくお願いします(^^)

SHURE SE425

こんにちは!

旅行しててブログの更新ができませんでした。(単に疲れてた)二泊三日の京都・大阪の旅に行ってました。楽しかったー。就活中に何してんだっていう突っ込みは置いておいて、今日は使って結構経つ私のイヤホンの記事を書きます。
SHURE SE425というイヤホンです。去年の7月終わりに購入しました。もともとおなじSHUREのSE215というイヤホンを使っていたのですが、ステップアップがしたくなり購入。でも正直、素のこのイヤホンの音はあまり好きではないです。でもデザインがかっこよかったこと、抜群のフィット性にひかれて購入しました。(試聴した時はそこそこよく聴こえた私の耳はどうなっていたのか・・・・・・)

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SHURE SE425

スペック的なお話をすると、BAドライバ二基の構成のイヤホンで、それぞれ低域一つ、高域一つのドライバ構成です。本体はMMCXでのリケーブルに対応しており、各社サードパーティーのリケーブルに対応しています。
話は少しそれますが、マイクの圧倒的シェアを誇るSHURE社におけるボーカルマイクの製品における音つくりの特徴として、周波数特性という観点からみた時5000hz周辺にピークを作っています理由は、人間の声をより伸びのある声質として表現するため。多くの人間の声の特徴として、その周波数帯は倍音が多いとされており、その帯域をさらにマイクでブーストしてやろうという算段なわけです。たしかにこのメーカーのボーカルマイクのレビューを見ていると「声に艶が出る」というようなレビューが多くみられます。

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SHURE社の超ロングセラーボーカルマイクSM58の周波数特性

ボーカルマイク以外は極めてフラットな音つくりをしているメーカーでもあります。
SHURE社のイヤホンは下からSE215、SE315、SE425、SE535、SE846と基本的に分けられており(SPEやらLTDもありますが)、すべて試聴しましたが、音つくりが各番台で異なります。なので単純に数字が大きいからいい、というものでもなく好みによって商品を選ぶことになります。ざっくりと各番台の音の傾向をお話しすると、215がピラミッドバランス(低音域がしっかりしている)のリスニング向けでダイナミックドライバが好きな方向け、315がヴォーカル重視(中音域が多い)のリスニング向け、425は低域が少ないもののフラットな特にボーカルのステージユース向け、535がは低中音域が骨太ながら総合してみると全域フラットなモニタリング向け、846は低域が本当に下まで出てなおかつ超高解像なオールラウンダーなイヤホン、といったところかと思います。 今日紹介するSE425はじつはリスニング向けではないイヤホンといえます。

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それでは音のレビュー(個人的な主観が多くかつクソ耳並感想です)。
このイヤホンは10000hz以上の超高域の音、つまり音像をカリカリ書き分ける周波数帯の量感が少ないため、音数が多いとあまり分離がよくなく聴こえる傾向にあります。超高域が少ないこと、さらに中音域フォーカスの周波数特性上AMラジオのような音と評されることもあります。音像のダイレクト感が足りないといった感じですかねえ。なんだかこのイヤホンの描き出す音像を聴くのはすべてもやのなかのような。でもよく聴くと確かに正確無比っぽい音を鳴らしています。
さらに、このSE425とSE535はSHUREのボーカルマイクにおける音作りを継承している周波数特性で、私の耳で顕著にその特性が表れている印象があります。シンバルやハイハットなどの金属音の鳴りが雑なほどに強調されてる感があるのです。刺さるというより「割れる」ような音です。とくにSE535にくらべてSE425のほうがその傾向が強く感じます。ほかのイヤホンの金属音の鳴りがスーッと消えるような鳴りだとしたら、SHUREのこの二機種はカシャーンと言った具合です。正直な話購入したときは本当に失敗したと思いました。

f:id:kirie_nadenade:20170310122018j:plainメタリックボディにでかでかと425と刻印されています。この無骨さがいい。

しかし、中域の表現が得意なため女性ボーカルなんかは本当に伸びを感じられる鳴らし方をしてくれます。ギターの表現も得意ですね。とくに弦表現は何とも言えぬリアリティ、実在感があります。きっとこの金属音のピーキーな鳴りとボーカルの艶感はトレードオフなんでしょうね。
そして、このSE425の何とも言えない強みが使用していくうちにわかってきました。それはイコライザの追従性です。凄まじく器用にイコライザで意図したとおりの音を鳴らしてくれます。こんなイヤホンもまた、SHUREのこの二機種だけではないかと感じます。ほかのイヤホンでこんなにイコライザが利きやすい機種は聴いたことがないような気さえします。筆者の環境はiPhone6s+HA-2SEにONKYO HF PLAYERを用いて音楽を再生していますが、本当にイコライザをいじるだけで素のSE425とは全く違う音のイヤホンが出来上がります。5000~7000hzを落とし、10000hz以上の高域を伸ばしてあげるとかのER-4Sのようなカリカリの超高解像な音像に仕上がります。BAドライバ二つを積んでいるだけの分離感がいい感じです。金物の割れ感もなくなります。さらに筆者は50HZ~85hzあたりを強めにブーストしてノリのいい音に仕上げています。素の音がフラット故にこれだけイコライザに対し優等生なのでしょう。

f:id:kirie_nadenade:20170310122024j:plainiPhone6s+HA-2SEと。いつもの外出スタイルです。どこでもいい音。

こんな感じですかね。正直イコライザなしだと個人的にうーんて感じです。あの金属音の音の割れ感がなんとも、、、、ボーカルは確かにきれいなんですけども。
今度はHA-2SEの記事でも書きましょうか!カッコいいポタアンナンバーワンですよあれ。

それでは!